自転車、という文化へ続く路。

ツール・ド・とちぎの会 解散のご挨拶

 多くの自転車ファンに愛された国際自転車ロードレース「ツール・ド・とちぎ」は、令和2年7月末を以てその幕を下ろすこととなりました。

 当初、本州での実施は極めて困難と言われた公道を使用してのラインレースを特徴とするこの大会も、新型コロナウイルス拡大のため中止された4回を含め、大会・競技そのものやその準備等を通じて、本県自転車競技の歴史の一ページを飾ることができました。
 
 本大会は、栃木県内の豊かな自然や魅力ある街並みの中をプロ選手達が疾走するレースとしての意義ばかりでなく、地域の特色あるイベントや、一般の皆さまによる個人レースやサイクルフォトラリー等を通じて、国・県内外に向け、「ふるさととちぎ」、「自転車先進県とちぎ」などの魅力を発信し、とちぎの、「地方創生」、「地域活性化」という点でも一定の成果を残したのではないかと思います。
 
 「ツール・ド・とちぎ」の残した成果につきましては、行政をはじめ、各関係機関・団体のご指導、資金面等での支援をいただきました企業・団体、さらに安全な競技運営等に尽力された自転車競技団体ほか多くの関係機関・団体、コース沿線の皆さまのご理解とご協力、自転車ファンの応援なくしてはあり得ませんでした。
 
 ツール・ド・とちぎの会を閉じるにあたり、これら皆さまに心から感謝の意を表し厚く御礼申し上げます。
 
 長い間のご支援、誠にありがとうございました。

2020年7月吉日

特定非営利活動法人ツール・ド・とちぎの会
理 事 長 喜 谷 辰 夫