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第1回ツール・ド・とちぎ レースレポート 大会3日目

2017.04.02

 

大会3日目

天候:晴れ
気温:10 度
距離:103.5 ㎞
観客数:32,000 ⼈

 

 

⽮板市役所前をスタートする第3ステージは、第1回ツール・ド・とちぎが始まって、ようやく晴天となった。
今日のコースは、開始から14㎞に設定された⼭岳ポイント(KOM)を⽬指して、まず登っていく。その登りに到達するまで、各チームの逃げの打ち合いとなり、なかなか決まらない。
KOM は、昨日、個⼈総合を奪取したベンジャミン・ヒル(アタッキ・チーム・グスト)が1位通過、1日⽬に総合を獲ったサバドール・グアルディオラ・トーラ(チーム右京)が2位、チームメイトのエゴイツ・フェルナンデス・アヤルサグエナ(チーム右京)が3位、昨⽇のステージ勝者、マラル=エルデネ・バトムンフ(トレンガヌ・サイクリング・チーム)が4位と実力者が順当にポイントを重ねた。
KOM後の下りで集団から数名が抜け出すが、すぐに後続に吸収。下りが終わり、平坦区間に入ると、また逃げの打ち合いが始まり、集団は落ち着かないままスプリントポイントを目指す。ここで逃げ集団と後続集団のタイム差は25 秒。

 

 

スプリントポイントは、目に見える争いはないまま、鈴⽊譲(宇都宮ブリッツェン)、ジャイ・クロフォード(キナンサイクリングチーム)、ホセ・ヴィセンテ・トリビオ(マトリックス パワータグ)の順で続いた。
スプリントポイントを過ぎ、中切れした後続集団が追いつくが、そこから安原大貴(MTR)がアタック。しかし、間もなく吸収、カウンター・アタックで鈴⽊⿓龍と初山翔(ブリヂストン アンカー サイクリングチーム)が前に出るが、この逃げも3∼4分の後に集団に飲まれる。
落ち着きを取り戻したように見えた集団は、リーダー・チームであるアタッキ・チーム・グストが牽引を始めるが、補給ポイントに差し掛かる前にジュリアン・アマドリ(インタープロサイクリングアカデミー)がアタックし、これをブリヂストン アンカーがチェック。また⼀塊に戻り45㎞地点を過ぎる。

 

 

動きがあったのは、46㎞地点。上り坂で一瞬踏み込み、抜け出したのは⽯橋学(ブリヂストン アンカー サイクリングチーム)。単独アタックで、総合争いにも影響がないと見なされたのか、集団はこの逃げを容認。⽯石橋は、得意のタイムトライアルのように順調なペースを保ったまま、じわじわとタイム差を広げ、最⼤2分をつけ、ラスト5 ㎞まで凡そ53 ㎞に亘って逃げ続けた。

 

 
⽯橋を吸収したプロトンは、一度、山本元喜(キナンサイクリングチーム)が逃げを試みるが、すぐに戻り、そのままフィニッシュ地点に向かう。
しかし、フィニッシュ500m手前のコーナーで、先頭を走る数名の選手がコースを間違い、それによる落⾞も発生。栃木県選抜チームの石原祐希が集団先頭、そのすぐ後ろにグリーンジャージのベンジャミン・ヒルがつけ、最後の清原中央公園前のストレートへ。

 

 
ゴール・スプリントは、チーム右京の畑中勇介、エゴイツ・フェルナンデス、総合リーダーのヒルが三つ巴でフィニッシュ・ラインを通過。写真判定の結果、ほんの僅かな差で、今年チーム右京に加⼊したばかりのエゴイツ・フェルナンデスがステージを勝ち取り、チームメイトの畑中とワン・ツー・フィニッシュとなった。
3位でフィニッシュしたベンジャミン・ヒルが、第1回ツール・ド・とちぎの個⼈総合優勝に輝き、ポイント賞と山岳賞も獲得。新⼈賞は、宇都宮ブリッツェンの岡篤志が守り切り、地元チームの意地を見せつけた。

 

 

 

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