ツール・ド・とちぎ実行委員会は解散しました(2020年7月30日)

最新情報

第1回ツール・ド・とちぎ レースレポート 大会1日目

2017.03.31

 

大会1日目
気温:10℃
天候:曇り
距離:115km
観客動員数:18,000人

 

第1回目を迎えるツール・ド・とちぎの第1ステージは、1つ目の山岳ポイント(KOM)で約3分の差をつけ抜け出した14人が逃げに乗り、最後まで逃げ切った13名から、ゴール前でロングスパートを掛けたサルバトール・グアルディオラ・トーラ選手(ESP/チーム右京)が優勝。

 

 

春休みという事もあり、沿道にはたくさんの観客が観戦に訪れ、子ども連れの観客の方も目立った。

 

  

 

パレード走行からアクチュアルスタートとなった瞬間に集団のスピードが上がり、杉並木の日光例幣使街道を通過。各チーム、アタック合戦となるが決まらず、そのまま41㎞地点の1つ目のKOMに向かう。

 

   

 

カテゴリー3級のこのKOMでは、サルバドール・グアルディオラ・トーラが先頭通過。KOMを越えた集団は下り一列棒状となって入り、前方に14人の小集団が形成、これが逃げ集団となる。KOMを4位で通過した宇都宮ブリッツェンの飯野智行はメカトラで先頭を離脱。
この逃げがメイン集団に2:54のタイム差をつけ、タイム差が変わらぬままレースが進んでいく。

逃げに選手を送り込めていないチームらは、何とか前に選手を送り込もうとするが、集団をうまくコントロールするチームがなく、先頭に届かず逃げが決定的となる。

 

  

 

83.6㎞地点、2つ目のKOMは勾配12%の激坂。セメント工場脇を通り、KOMへ向かってアタックが掛かる。ここでショーン・ホワイトフィールド(AUS/オリヴァーズ・リアルフード・レーシング)が脱落し、逃げは13人となる。
この時点でメイン集団と2分差となり、残り30㎞でほぼ逃げ切り勝利が決定。
ラスト8㎞に標高差50mの地点があり、キナンサイクリングチームのトマ・ルバがペースを上げ、抜け出しを図るが捉まる。13人のままラスト7kmで西薗良太(JPN/ブリヂストン アンカー サイクリングチーム)がアタックし、およそ2㎞逃げたが吸収、元の13人でフィッシュに向かう。

 
ゴールを目前に、先頭集団内は牽制の空気が漂うが、集団の右側からスッと抜け出したグアルディオラが上がっていくのを他の12選手は見合ってしまった。
結果、サルバドール・グアルディオラ・トーラが2位以下に4秒の差をつけ優勝。今年、宇都宮ブリッツェンに入団した岡篤志がU23を獲得した。

 

 

テキスト:ツール・ド・とちぎ実行委員会

 

 

 

お知らせ一覧へ

ツール・ド・とちぎ実行委員会